こんにちは、康介です。
今回は、ブログを毎日書き続けていると
起こりやすくなるネタ被りについてのお話です。
書きたいテーマが見つかったのに誰かと
被っていると書いちゃいけない気がする・・
このような妙な罪悪感について気にしなくてよい
ということと具体的な解決策をお話します。
マジメな人ほど損をしているかも!?
「誰かが既に話していることなんて必要ないのでは?」
「同じことを書いたらネタをパクられたと思われたりしないか?」
このように、ブログのネタ被りを気にする人って
個人的に「マジメな人なのでは?」と思っています。
しかも、マジメな人ほど悪循環にハマっていて
研究熱心に情報収集をして、他の人のブログなども
読みまくったりします。
その結果、人と被る可能性がより跳ね上がるという
ことになってしまったりしていないでしょうか?
そもそも、ネタ被りに申し訳なさや書く意味ないかもと
思ってしまうのは何となく盗作をしてるような気分に
なるからかも知れません。
ですが、実はこの考え方は人気の出るブログを書く
思考として根本的に間違っています。
理由は後半で書きますが、一旦話を変えまして
「そもそもネタ被りなんて言い出したら
ラブソングなんてどうよ?」
という話をしたいと思います。
ラブソングは平安時代から被り続けてますが?
ネタはアイデアとは別物
特別音楽が好きでない人でもラブソングは聴いたことが
あると思います。
言い方は悪いですが
そんなラブソングとは端的に言えば、
アーティストを変え、愛の表現を変え
何度も焼き増しされているものですよね?
でも、売れる曲は売れるし同じアーティストが
別のラブソングを出しても買われていたりするわけです。
要するに『ネタ=アイデア』ではないので
自分なりの表現ができたらその時点で被るという
概念から外れていると言っていいと思います。
どんだけ被る?ラブソングの歴史
因みに私の知る限りでは、古くは平安時代から
ラブソングは歌われています。
例えば、有名どころでは百人一首なんかがそうで、
51番にこんな歌があります。
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを-作詞:藤原実方朝臣-
これは現代語訳すると、
「こんなに愛しているなんてことは言えない、
(伊吹山の)さしも草くらい燃えるような想いを
あなたは知りもしないでしょうね。」
ということになりますが、
例えば似たような歌詞にこんなのがあります。
恋しちゃったんだ。多分気付いてないでしょう?
-YUI 『CHER.R.Y』より-
これをパクリだって言いますか?
という話になってくるんですね。
”奥ゆかしさ”で歌うのか、
”純情な少女っぽく”歌うのかだけでも
全然、別物になります。
これと同じように、情報だって人が変われば表現方法が
変わり”需要がないことはない”というわけですね。
自分の言葉で書けば、それでオリジナル
今回のお話もそうですが、
『ブログネタ被り』というテーマの記事は調べれば
山ほど出てきます。
でも、たぶんこの記事を読んだ人は
「丸パクリじゃねーか」
「別に他の記事と比べて読む意味あんまなかったわ」
とはならないと思っています。
なぜなら自分なりの見解やラブソングからの切り口など
オリジナリティーを出しているからです。
そういう意味では表現方法は大事に
なってくるかも知れません。
そこで、私がおすすめするのは
『経験+興味のアンテナを立てること』です。
例えば、
今回の話で言えば和歌を持ち出してきましたが
元々興味があるようなジャンルではなかったです。
表現方法をたくさん持てばネタ切れも起こりにくい
私がガラでもなく和歌に興味を持った理由は
HIPHOPが好きで韻を踏む(ライミング)という繋がりからでした。
因みに、ライミングとはこういうものです。
DOORSのようにLIGHT MY FIRE(ia)
あのJAZZMANみたいにNEVER RETIRE(ia)
音の中に生きると決めたこの人生(iee)
まだまだ未熟で俺は小せぇ(iee)
でも、どうせやるならばこのまま挑戦(oe)
誰かがゆれるための曲を書こうぜ(oe)-EVISBEATS – ゆれる feats. 田我流 より-
このように言葉尻の子音を合わせることでリズム感を
出したり言葉遊びを魅せる技術のことです。
(この曲は超オススメですので聞いてみてください)
このライミングの概念は和歌にも存在していて
『押韻』と呼ばれていたりします。
そして、万葉集にこんな超絶ライミングがあったりします。
よき人の よしとよく見て よしと言ひし
吉野よく見よ よき人よく見つ-mc 天武天皇-
これ今の時代なら
「やっぱ、天武天皇かR指定だよな」
「mcTライミングやべー」
といった話になってくるかと思いますね。
(マニアック過ぎたらごめんなさい)
このように経験と、そこから関連する興味の
アンテナを立てていけば、
無限に話すネタが増えたり、オリジナリティーを出す
表現が見つかりやすいかも知れませんね。
そもそも被るとダメという発想は危険
今回はかなり雑談混じりでしたが真面目な話で締めますと
そもそもブログの本質は
『アイデア合戦ではなくて、問題解決』
であるということです。
つまり、重要なのは同じネタでも自分が書くことで
”誰かの問題を解決できる”という精神があれば
ネタが被るなんて発想は出ないと思います。
実際問題として同じネタでも上位表示の記事が
全ての人に必ず理解されるとは限りません。
例えば、私自身ではこんな経験があります。
『サルでも分かる〇〇』といった記事で、
プログラミングを学ぼうとしたが
文頭から専門用語の連発で理解できず
「俺ってサル以下なのか・・」
と少し凹んだ。
このとき、もっと簡単な記事があれば・・
と思ったのは言うまでもありません。
なので、
「その人それぞれにあった分かりやすい表現」
というのは必ずあると思います。
漫画を読まない人に漫画で例えても伝わらないように
あなたにしかできない表現が誰かの心を打つなんてことは
十分にあり得ることです。
結局のところ”誰に向けて書いているのか?”
がブログを書く前提だと思いますね。