SEOに有効と言われる被リンクですが、実はこちらから外部へリンクを貼る”発リンク”もSEOに有効だったりします。
特にブログを始めたばっかりでドメインパワーも弱い・・こんなときに記事の信頼性を高めて評価を上げることができる簡単な方法として活用できるんです。
今回の要点 |
発リンクで本当にSEO効果が出るのか?
発リンクの正しい貼り方
こういった点を詳しく解説したいと思います。
発リンクとは?
発リンクとは、自分のサイトから内部や外部に向けて貼るリンクのことです。
今回、話す内容については外部のサイトへ向けての発リンクを指します。
何のために発リンクを貼るの?
突然ですが、あなたは以下の2つサイトならどちらの情報を信じますか?
SEOについての情報が・・・
「出来立てホヤホヤ1記事しかないサイト」
「100記事以上の専門知識が書かれたサイト」
この場合、間違いなく後者のサイトを信頼すると思います。
この評価に以下のことは関係しません。
情報収集への努力
情報元の正確さ
もし前者のサイトが頑張って情報を集めたところで、読者には分かりませんよね。
なので結局は多くの人が支持するサイトが評価され検索順位も上位へと表示されます。
(仮にその情報が”間違っていたとしても”です)
そこで、発リンクによって情報元をハッキリさせて自分のサイトの信頼性をアップさせよう!という話になるわけです。
発リンクに本当にSEO効果はあるのか
こういった説がよく言われますし、僕自身もそう思っていましたが正直関係ないです。
むしろ最近のSEO業界の見解では”それよりもユーザーの利便性を重視するべき”と言われています。
実際に、Googleウェブマスターのアナリスト”ジョン・ミュラー氏”も発リンクについて、このように述べています。
あなたのサイトから他の人のサイトへの発リンクは、特にランキング要素にはなりません。
しかし、それはあなたのコンテンツに価値をもたらす可能性があり、そのことは検索において私たちにとって関連性があります。
出典元:Google Webmaster Central office-hours hangout 20:02頃の質問への回答
つまり「発リンクが捕捉や信頼担保としてコンテンツの価値を高めてるならSEOへの影響がある」と言えます。
実践結果からも効果あり!
実際に、僕自身も発リンクをフル活用した「SEOチェックリスト:検索順位を上げる8つの対策」という記事でかなりの強豪サイトと張り合うことができています。
※MozBarで調べたデータ
ドメインパワーがたったの6で30オーバーのサイトと戦えています。
該当の記事ではGoogleに媚びまくって、Google公式サイトに発リンクを貼りまくってます。
このことからも発リンクはSEOに非常に重要と言っていいと思います。
発リンクでSEO効果を出す方法
発リンクでSEO効果を出すにはコンテンツの価値を上げるために発リンクを使うこと。
そのためには「読者の気持ちを考えること」に尽きます。
いくつかのパターンで発リンクの使い方があるので解説をしていきます。
信頼性のあるサイトからの発リンク
「自分が話す情報に対して専門家ではない」
そんなときに使うのが信頼性が高いサイトからの発リンクです。
例:
このように思われそうなときに信頼できる情報元からの引用分と発リンクで証拠を提示します。
具体的には以下のとおりです。
このように、自分の意見の信頼担保となるデータや文章を引用し読者を安心させることで信頼性につなげます。
注意点としては、引用分であることを明確にしないといけないことです。
(※著作権の問題です)
情報源の信頼性が高いほどいい
・公式サイト、公的機関
・専門企業サイト
・知名度の高い情報サイト
この辺りから発リンクを貼るのがおすすめです。
具体的におすすめのサイトを挙げるなら『Google Scholar(グーグルスカラー)』がおすすめです。
(検索エンジンの王者Googleが権威性ありと認めた文献が検索できるツールです)
発リンクでパワーを渡したくないからと「近所のおっちゃんが言うてました」では逆効果なのでお気をつけください。
ウィンザー効果で信頼性を出す発リンク
商品レビューの記事を書くときなどに他の人の意見も入れて信頼性を出す発リンクです。
Twitterやインスタグラムなどの埋め込み機能を使って第三者の意見を引っ張ってきます。
人は間接的に情報を聞く方が信頼しやすいという性質を利用することができます。
(これをウィンザー効果といいます)
SEOに悪影響になる発リンク
発リンクを貼ることで逆にコンテンツの価値が下がるパターンもあります。
例えば、『記事の文量をカサ増しするために引用を使いまくる』などは悪影響どころかGoogleのページ品質ガイドラインの最低品質に当たるコピーコンテンツと判断されかねません。
発リンクの最低限のルールとして『引用よりも自分の意見がメイン』という主従関係にしておく必要があります。
具体的に、どのくらいの発リンクが最適なのかはキーワードによって変わってくるのでツールを使って確認してみるのがおすすめです。
上位サイトの発リンク数と比較する
【SEOチェキ】というツールの発リンクチェックを使えば、内部リンクと発リンクの数を調べることができます。
使い方は簡単で、発リンクの数を調べたいサイトのURLを入力するだけです。
例えば、先述した「SEOチェックリスト:検索順位を上げる8つの対策」で上位サイトと比較してみるとこのようなことがわかります。
自分のサイト |
上位サイト |
自分ののサイト『外部リンク27、内部リンク72』、上位サイト『外部リンク75、内部リンク215』と、
発リンクはもちろん内部リンクも少なく情報の密度でボロ負けしているという見方ができます。
また、この上位サイトの発リンク数なら大丈夫という基準にもなりますので活用してみてください。
まとめ
発リンクを遠慮したり、そっちのサイトに流れてしまうんじゃないかと懸念して貼らないでいるとサイトの評価が上がらず損をしてしまうかも知れません。
読者目線で考えて「この発リンクがあったほうが読者にとって便利だな」と判断した時は、どんどん活用していきましょう。